



に作り、日(
(き)の略形)を持ち去る意で、撤饌することをいう。神に供えたものをさげるのが、原義であった。〔説文〕二下に「
、卻(しりぞ)くなり。~彳(てき)・日・夊(すい)に從ふ」とし、また
・
を録して「
、或いは
に從ふ。
、古
は
(ちやく)に從ふ」とする。
はその古文の形にあたる。〔説文〕にまた「一に曰く、行くこと遲きなり」という。〔段注〕に「日日遲曳(ちえい)の義」とするが、字は撤饌の象に従う。金文の〔
(しょうしゆ)〕に「
」の語があり、その
は
(き)(食器)の器形に従っている。また儀礼のとき、逡
して避けることを退くという。退は儀礼の際の行為を示す字である。軍の進退のときには
(たい)を用いる。獣牲を用いて卜うもので、進むことを
(遂)(すい)、退くことを
という。古くは軍礼のときと儀礼のときとで、進退の用字に区別があった。
シリゾク・マカル・カヘル・ヤム・イソグ・ヲトス 〔字鏡集〕
シリゾク・ヲトス・ヤム・マカル・サル・カヘル・イソグ・イタル
(
・
)thu
t、褪thu
nは声義近く、褪は物の解け、色調の減退することをいう。
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退・敗退・廃退・罷退・貶退・勇退・抑退・乱退出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...