逃場(読み)ニゲバ

デジタル大辞泉 「逃場」の意味・読み・例文・類語

にげ‐ば【逃(げ)場】

逃げ隠れるのに都合のよい場所。避難する場所。また、逃げ道。「逃げ場を失う」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「逃場」の意味・読み・例文・類語

にげ‐ば【逃場】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 逃げて行く場所。逃げ隠れるのに都合のよい場所。逃げどころ。
    1. [初出の実例]「妹お常は取残されて、迯場(ニゲバ)に迷ふ周章狼狽」(出典当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉四)
  3. ( 精神的に ) 煩わしいことから逃避する場所や物。逃げどころ。
    1. [初出の実例]「叔父は恐らくこの逃げ場(バ)に時々逃げ込むだらうと思ふ」(出典:お目出たき人(1911)〈武者小路実篤〉七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android