逆瀬川(読み)さかせがわ

日本歴史地名大系 「逆瀬川」の解説

逆瀬川
さかせがわ

蔵人の樫くらんどのかしヶ峰の北麓を水源とし、白瀬しらせ川と合流して武庫むこ川に注ぐ。河川法上は合流地点より下流をさし流長一九六四メートル。坂瀬川とも書いた(天和三年「山論裁許絵図」小林土地株式会社文書など)。「摂陽群談」には「武庫郡武庫山の半腹にあり、山谷を曲り、東流水を以て、逆瀬の名あり」とあり、水流が曲がっていることから逆瀬川と名付けたとする。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報