逆転装置(読み)ぎゃくてんそうち

日本大百科全書(ニッポニカ) 「逆転装置」の意味・わかりやすい解説

逆転装置
ぎゃくてんそうち

回転運動方向を逆向きにしたり、直線運動の方向を逆向きにしたりするときに使われる機械装置。逆転させるのには、機械の運動一時停止させ手動あるいは自動的に逆転させるものと、機械の運動を停止させることなく逆転させるものとがある。自動車エンジンはつねに同一方向に回転しているので、自動車を前進させたり後進させたりするのには逆転装置が必要である。これにはいくつかの歯車を使用し、その組合せを変えることによって逆転させる。また工作機械テーブル往復運動させるのにも逆転装置が使用されている。

[中山秀太郎]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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