往復(読み)オウフク

デジタル大辞泉 「往復」の意味・読み・例文・類語

おう‐ふく〔ワウ‐〕【往復】

[名](スル)
行きと帰り。行って帰ること。ゆきかえり。「往復には三時間以上かかる」「駅まで自転車往復する」「往復乗車券」
手紙などのやり取り。「書簡往復する」
交際すること。ゆきき。「彼とは親しく往復している」
[類語]行き帰り行き来往来来往往還行き交い行き戻り去来通う通い

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精選版 日本国語大辞典 「往復」の意味・読み・例文・類語

おう‐ふくワウ‥【往復・往覆】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古くは「おうぶく」とも )
  2. 行くことと帰ること。行って帰ること。また、そのみちのり。ゆきき。往反往返
    1. [初出の実例]「郷村咲我巴人曲、慙愧高才往復看」(出典:田氏家集(892頃)中・和藤進士客中遇雪見寄)
    2. 「少しこなたの茅原こそ、唯今申す者の古墳なれ、往復ならねば申すなり」(出典:大観本謡曲・熊坂(1514頃))
  3. ことばや手紙などのやりとり。応酬
    1. [初出の実例]「自慙往復頻贈、定使魚虫草木嘲」(出典:菅家文草(900頃)五・重和大使見之詩)
    2. [その他の文献]〔晉書‐向秀伝〕
  4. 交際すること。ゆきき。
    1. [初出の実例]「私は〈略〉暫く杉野と往復しなかった」(出典:若き日(1943)〈広津和郎〉三)
  5. おうふくきっぷ(往復切符)」の略。
    1. [初出の実例]「各等片道壱割引、往復弐割引」(出典:旅‐昭和五年(1930)八月号・広告)

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普及版 字通 「往復」の読み・字形・画数・意味

【往復】おうふく

ゆきき。

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