通戒(読み)つうかい

精選版 日本国語大辞典 「通戒」の意味・読み・例文・類語

つう‐かい【通戒】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。過去七仏各々が、ただ一偈(いちげ)をもって禁戒とした戒。ただし、七仏にはそれぞれの通戒があるとされるが、一般には諸悪莫作(しょあくまくさ)・衆善奉行(しゅぜんぶぎょう)・自浄其意(じじょうごい)・是諸仏教(ぜしょぶっきょう)をもって代表させる。この偈は第六迦葉仏の偈とも、釈迦仏の偈ともいう。七仏通戒の偈。
    1. [初出の実例]「これ七仏祖宗の通戒として、前仏より後仏に正伝す」(出典:正法眼蔵(1231‐53)諸悪莫作)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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