デジタル大辞泉 「前仏」の意味・読み・例文・類語 ぜん‐ぶつ【前仏】 1 釈迦より前に世に出て教えを説いた仏。迦葉かしょう仏など。先仏。2 釈迦のこと。弥勒菩薩ぼさつを後仏ごぶつというのに対していう。先仏。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「前仏」の意味・読み・例文・類語 ぜん‐ぶつ【前仏】 〘 名詞 〙 仏語。① 前後相ついで仏となった、その後の方の仏に対して前の仏をいう。特に釈迦仏に対して、それ以前の過去仏を指す。先仏。〔日葡辞書(1603‐04)〕 〔法苑珠林‐一〇〕② 五六億七千万年後の世に現われるという彌勒仏を後仏というのに対し、特に釈迦仏をいう。先仏。[初出の実例]「過ぎにしも今行末も、今日の仏にあひ奉らずなりぬる人、前仏後仏の衆生の心地す」(出典:栄花物語(1028‐92頃)鳥の舞) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例