釈迦仏(読み)シャカブツ

関連語 霊山 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「釈迦仏」の意味・読み・例文・類語

しゃか‐ぶつ【釈迦仏】

  1. ( 「しゃかむにぶつ(釈迦牟尼仏)」の略 ) =しゃか(釈迦)[ 一 ][ 二 ]
    1. [初出の実例]「毎国令釈迦仏像一躯、挟侍菩薩二躯、兼写大般若経一部」(出典続日本紀‐天平九年(737)三月丁丑)

さか‐ぼとけ【釈迦仏】

  1. ( 「さ」は「しゃ」の直音表記 ) 仏教始祖である釈迦牟尼(しゃかむに)を敬っていう語。また、その像。
    1. [初出の実例]「霊山は釈迦仏(さかぼとけ)の御住みかなるがあはれなるなり」(出典:枕草子(10C終)二〇八)

しゃか‐ほとけ【釈迦仏】

  1. しゃか(釈迦)[ 一 ][ 二 ]
    1. [初出の実例]「さるべくこそ、釈迦仏(シャカホトケ)三途をも出で給ひにけれ」(出典:承応版狭衣物語(1069‐77頃か)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android