後仏(読み)ゴブツ

精選版 日本国語大辞典 「後仏」の意味・読み・例文・類語

ご‐ぶつ【後仏】

  1. 〘 名詞 〙 ( せんぶつ前仏に対して ) 釈迦滅後、五六億七千万年後に出現して衆生(しゅじょう)を救うという彌勒(みろく)をいう。
    1. [初出の実例]「三賢十地、所以開化衆生、前仏後仏、由之勧勉三乗」(出典続日本紀‐天平宝字四年(760)七月庚戌)
    2. 「それ前仏はすでに去り、後仏はいまだ世に出でず」(出典:謡曲・卒都婆小町(1384頃))
    3. [その他の文献]〔沈約‐千仏讚頌〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む