後仏(読み)ゴブツ

デジタル大辞泉 「後仏」の意味・読み・例文・類語

ご‐ぶつ【後仏】

弥勒みろく菩薩のこと。釈迦しゃか入滅ののち、56億7000万年後に世に現れるという。

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精選版 日本国語大辞典 「後仏」の意味・読み・例文・類語

ご‐ぶつ【後仏】

  1. 〘 名詞 〙 ( せんぶつ前仏に対して ) 釈迦滅後、五六億七千万年後に出現して衆生(しゅじょう)を救うという彌勒(みろく)をいう。
    1. [初出の実例]「三賢十地、所以開化衆生、前仏後仏、由之勧勉三乗」(出典続日本紀‐天平宝字四年(760)七月庚戌)
    2. 「それ前仏はすでに去り、後仏はいまだ世に出でず」(出典:謡曲・卒都婆小町(1384頃))
    3. [その他の文献]〔沈約‐千仏讚頌〕

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