通様相性現象(読み)つうようそうせいげんしょう(その他表記)intermodality

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「通様相性現象」の意味・わかりやすい解説

通様相性現象
つうようそうせいげんしょう
intermodality

視覚聴覚触覚など,それぞれの感覚系内で生じる知覚体験を総称してモダリティ様相などと呼ぶが,これらの異なる感覚様相の間に相互影響が現れる現象をさす。「黄色い声」「暗い音」などの語が示すように,ある種の感覚的性質が異なる感覚様相間に共通して認められる場合と,臨界融合頻度閾値が不協和音を聞かせると上昇し,協和音で低下するように,ある感覚様相内での知覚過程が,ほかの感覚様相の影響を受ける場合とがある。音を聞くと聴覚のほかに色も見えるといった共感覚と呼ばれる現象は,前者が極端になった場合である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む