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協和音 きょうわおん consonance

翻訳|consonance

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

協和音
きょうわおん
consonance

同時に鳴らしたとき互いにとけあって快く耳に響くような2つ以上の音をいう。逆に粗雑感を与えるような音は不協和音。振動数の比がなるべく簡単な整数比の場合ほど協和度が高い。

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デジタル大辞泉の解説

きょうわ‐おん〔ケフワ‐〕【協和音】

協和2の状態にある和音。⇔不協和音

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百科事典マイペディアの解説

協和音【きょうわおん】

協和して聞こえる音程あるいは和音。完全1度,完全8度,完全4度,完全5度を完全協和音,長3度,短3度,長6度,短6度を不完全協和音とすることが多いが,協和とは心理的なもので,一義的に規定することはできない。
→関連項目オクターブ

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世界大百科事典 第2版の解説

きょうわおん【協和音】

複数の楽音が同時に鳴らされたとき,それらが互いに溶け合ってよく調和する状態を協和といい,その音程関係を協和音程,協和する和音のことを協和音,協和しない和音を不協和音という。協和の程度は,2音間の振動数比が単純なものほど高いと考えられる。振動比が最も単純な1:1(完全1度)と1:2(完全8度)の場合を特に絶対協和音程といい,これに2:3(完全5度)と3:4(完全4度)を加えて完全協和音程という。4:5(長3度)と5:6(短3度),および3:5(長6度)と5:8(短6度)を不完全協和音程,これ以外のすべて(長・短の2度と7度,各種の増・減音程など)を不協和音程という。

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大辞林 第三版の解説

きょうわおん【協和音】

同時に鳴らした二つ以上の音が、よく調和して耳に快く聞こえるときの和音。和声理論では、完全協和音と不完全協和音とに区別する。 ↔ 不協和音

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

協和音
きょうわおん
consonace 英語 フランス語
Konsonanzドイツ語
consonanzaイタリア語

(1)ある一つの楽音に対し、よく調和して鳴り響く音程関係(協和音程)にある楽音。(2)協和する和音、すなわち協和和音と同義。いずれにしても、協和の概念、あるいは協和音程と密接な関係がある。この協和音程に対して、調和して鳴り響かない音程関係を不協和音程というが、音程関係はかならず協和か不協和かのどちらかに含まれるのであり、協和と不協和の対立関係は、同時に表裏一体の関係をもなしている。
 この協和―不協和については、17世紀以降の西洋音楽でとくに活発に論ぜられた。そこでは、1度、8度、5度、4度の関係がもっともよく調和する音程(完全協和音程)、長短の3度と6度の関係がいちおう調和する音程(不完全協和音程)、長短の2度と7度、それにあらゆる増と減の関係が調和しない音程(不協和音程)とされた。また和音に対しても、協和音程だけで構成されているものを協和和音とよび、不協和音程を含むものを不協和和音とよんだ。
 ただし、協和―不協和の観念は、人間の感覚によって生ずるものであり、時代によって、また民族によっても、さまざまな異なる様相を呈している。たとえば、同じ西洋において、近代では揺るぎない協和音程とされている3度や6度も、13世紀以前は不協和音として取り扱われていた。さらに現代の音楽理論では、協和―不協和の区分そのものが意味をもたなくなり、その概念は便宜上の名称として使用されているにすぎない。[黒坂俊昭]

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