精選版 日本国語大辞典 「通草科」の意味・読み・例文・類語 あけび‐か‥クヮ【通草科】 〘 名詞 〙 双子葉植物の科名。世界に八属、約三五種あり、東アジアと、遠く南米チリに隔離分布し、日本にはアケビとムベの二属が生える。主につる植物で、葉は互生し托葉(たくよう)がない。総状花序をなす花は単性または雑居性で放射相称、三数性。がく片は六、またはまれに三で花弁状を呈する。花弁は蜜腺状になっているか、またはまったくない。子房は上位で三室ないし多室で、多数の種子がある。雄ずいは六個。雌雄それぞれの単性花では相対する性の器官が痕跡として残る。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例