通途(読み)ツウズ

デジタル大辞泉 「通途」の意味・読み・例文・類語

つう‐ず〔‐ヅ〕【通途/通塗】

ありふれていること。どこにでもあること。
「並や―の者ならばそうはいかぬがち」〈二葉亭浮雲

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「通途」の意味・読み・例文・類語

つう‐ず‥ヅ【通途・通塗】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ありふれたこと。どこにでもころがっていること。また、そのものやそのさま。普通。通常
    1. [初出の実例]「不思議の仏智をたもつ道俗の四種、通途(ツウヅ)の凡体においてはしばらくさしおく」(出典改邪鈔(1337頃))
    2. 「女と思ひ怪我するな、なみや通塗(ツウヅ)の女でない」(出典:浄瑠璃・雪女五枚羽子板(1708)中)

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