造工(読み)ぞうく

精選版 日本国語大辞典 「造工」の意味・読み・例文・類語

ぞう‐くザウ‥【造工・造功】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「く」は「工」「功」の呉音 ) 家などを建てること。造作。また、造営功徳をいう。
    1. [初出の実例]「参大御堂、造功早可畢之由令沙汰」(出典高野山文書‐久安六年(1150)六月一一日・御室御所高野山御参籠日記)
    2. 「早く此の金を以て、造工(ザウク)の資に成すべし」(出典:太平記(14C後)二四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android