造次顛沛(読み)ゾウジテンパイ

デジタル大辞泉 「造次顛沛」の意味・読み・例文・類語

ぞうじ‐てんぱい〔ザウジ‐〕【造次××沛】

《「論語里仁の「君子は食を終うる間も仁にたがうこと無し。造次にも必ずここに於いてし、顛沛にも必ず是に於いてす」から》とっさの場合とつまずいて倒れる場合。わずかな時間のたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「造次顛沛」の意味・読み・例文・類語

ぞうじ‐てんぱいザウジ‥【造次顛沛】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「そうしてんぱい」とも。「論語‐里仁」の「君子無食之間違一レ仁、造次必於是、顛沛必於是」による。君子はとっさの場合やつまずいて倒れる場合でも仁から離れないの意から ) とっさの場合やつまずき倒れるとき。転じて、わずかの時間のたとえ。つかのま。
    1. [初出の実例]「行住坐臥、事三宝。造次顛沛必一乗」(出典本朝文粋(1060頃)一三・為左大臣供養浄妙寺願文〈大江匡衡〉)
    2. 「希くは造次顛沛にも此心操を忘るること勿らんことを」(出典:開化本論(1879)〈吉岡徳明〉上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む