造酒児(読み)サカツコ

デジタル大辞泉 「造酒児」の意味・読み・例文・類語

さか‐つ‐こ【児/酒童女】

大嘗祭だいじょうさいのとき、神に供える御酒みき斎庭ゆにわかも少女斎田に決められた郡の郡司未婚の娘から卜定ぼくじょうによって選ばれた。

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精選版 日本国語大辞典 「造酒児」の意味・読み・例文・類語

さか‐つ‐こ【造酒児・造酒童女】

  1. 〘 名詞 〙 大嘗祭(だいじょうさい)のとき、神にそなえる御酒(みき)斎庭(ゆにわ)で醸(かも)す乙女。斎田に決められた郡の郡司の娘を卜定して選び、上京させ奉仕させる。
    1. [初出の実例]「造酒童女一人 以当郡大少領女未一レ嫁卜食充之神語佐可都古」(出典貞観儀式(872)二)

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