逢阪峠(読み)おうさかとうげ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「逢阪峠」の意味・わかりやすい解説

逢阪峠
おうさかとうげ

和歌山県南部、田辺(たなべ)市中辺路(なかへち)町福定(ふくさだ)から同市中辺路町近露(ちかつゆ)に越える山中の峠。標高549メートル。果無(はてなし)山脈西端の安堵山(あんどざん)から発する富田(とんだ)川と日置(ひき)川の上流部を連ね、熊野街道中辺路が通り、西に高原(たかはら)、東に近露の峠下集落が発達した。道筋はやや異なるが1945年(昭和20)トンネルが通じ、国道311号となった。現在は新逢阪トンネルを通る道路が国道311号となっている。

[小池洋一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android