日本大百科全書(ニッポニカ) 「近露」の意味・わかりやすい解説 近露ちかつゆ 和歌山県中部、田辺(たなべ)市中辺路(なかへち)町地区の一地域。日置(ひき)川上流の小盆地。近津湯とも書く。熊野(くまの)街道中辺路(国道311号)に沿い、近露王子社(県史跡)は垢離(こり)の場とされていた。近世には紀伊藩の伝馬(てんま)所が置かれた。豊臣(とよとみ)秀吉の紀州攻めに抗した野長瀬(のながせ)一族の墓(県史跡)がある。[小池洋一][参照項目] | 逢阪峠 | 田辺(市) | 中辺路 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例