連込(読み)つれこみ

精選版 日本国語大辞典 「連込」の意味・読み・例文・類語

つれ‐こみ【連込】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 愛人を伴って待合や宿屋へはいること。男女が同伴してはいること。また、私娼が客を同伴して宿にはいること。
    1. [初出の実例]「連れ込みのお客」(出典:腕くらべ(1916‐17)〈永井荷風〉五)
  3. つれこみやど(連込宿)」の略。
    1. [初出の実例]「いづれ大森あたりの連れこみへでも引張ってくつもり」(出典:故旧忘れ得べき(1935‐36)〈高見順〉八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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