ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「遅延線記憶装置」の意味・わかりやすい解説 遅延線記憶装置ちえんせんきおくそうちdelay line memory 信号が遅延線を通るのに,ある時間かかることを利用して,情報を記憶しておく装置。短いパルス信号を遅延線の入口に加えると,これは一定の遅延時間後に他端に現れる。これを再生増幅器に通して波形をもとに戻し,再び遅延線の入口に加える。こうすると初めに与えた信号は,遅延線の中を循環している形で記憶される。記憶情報は再生増幅器のところで読出すことができる。デジタル情報の記憶に使われる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by