日本歴史地名大系 「遍田村」の解説 遍田村へだむら 千葉県:千葉市緑区遍田村[現在地名]緑区辺田町(へたちよう)平山(ひらやま)村の南西にあり、都(みやこ)川が流れる。辺田とも。同川の北東側に土塁と空堀に囲まれた方形の単郭がみられ、立堀(たてぼり)館跡と称されるものの、その性格は未詳。近くに前田(まえだ)・新堀(しんぼり)などの地名があるほか、村内には市道(いちみち)・的場(まとば)・金屎(かなくそ)が残る。文禄四年(一五九五)当時は平山郷のうちであったとされ(元禄一一年「平山村明細帳」永野家文書)、のち分村、寛永五年(一六二八)の小弓領郷帳には平山之郷五五八石余と別に「扁た村」二三三石余(うち田一八六石余)が記されている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by