過不及(読み)カフキュウ

精選版 日本国語大辞典 「過不及」の意味・読み・例文・類語

か‐ふきゅうクヮフキフ【過不及】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「かふぎゅう」とも ) 数量程度が、過ぎることと及ばないこと。多すぎたり足りなかったりすること。適度でないこと。過不足。〔拾玉得花(1428)〕
    1. [初出の実例]「物は中等を以て尊しと為す。中なれば過不及(クヮフキフ)の憂なし」(出典花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉一七)
    2. [その他の文献]〔朱熹‐中庸章句序〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む