デジタル大辞泉
「過振り」の意味・読み・例文・類語
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過振り
かぶり
当座預金勘定の支払いは、支払資金としてあらかじめ銀行に預託された当座預金残高を限度とし、これを超えて振り出された小切手・手形は原則として支払いを拒絶される(いわゆる「不渡り」)。ただし取引先の事情(信用力など)によっては、当座預金の残高を超えて一時銀行が立て替えて支払いをする場合がある。これを過振り(一時過振り)という。過振りは臨時に認められた当座貸越であるが、貸出金として不安が多く、回収が困難をきたす場合がある。なお、当座貸越契約があり、かつ貸越極度内であれば、立替え払いが発生しても過振りとはいわない。
[那須正彦]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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