遐齢延年(読み)かれいえんねん

世界大百科事典(旧版)内の遐齢延年の言及

【延年】より

…寺院の法会のあとに余興として演ぜられた芸能の総称。延年とは文字通り,〈齢を延ぶる〉ということで,もとは芸能を意味する言葉ではなかったが,〈詩歌管絃者遐齢(かれい)延年也〉(《庭訓往来》),あるいは〈抑,芸能とは諸人の心をやはらげて上下の感をなさん事,寿福増長のもとひ,遐齢延年の法なるべし〉(《風姿花伝》)とあるように,芸能には古来延年除禍の効験が認められており,そのために延年と言えば芸能を意味するようになったものである。延年という言葉が〈芸能〉の意味で使用された最も早い例は1018年(寛仁2),藤原道長の息女威子が後一条帝の中宮になったおりに〈御延年〉があったとする《左経記》の記事である。…

※「遐齢延年」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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