道の傍の碑の文(読み)みちのかたわらのひのぶん

精選版 日本国語大辞典 「道の傍の碑の文」の意味・読み・例文・類語

みち【道】 の 傍(かたわら)の碑(ひ)の文(ぶん)

(中国後漢邯鄲淳孝女曹娥の事跡を記した碑を、漢の文人蔡邕(さいよう)が感服して、これに黄絹幼婦外孫韲臼(絶妙好辞のなぞ)と題した故事による) 絶妙好辞の文。すばらしい文章。名文
十訓抄(1252)序「空しき詞を飾らず、只実のためしを集む、道の傍の碑の文をばこひねがはざる心なり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「道の傍の碑の文」の意味・読み・例文・類語

みちかたわらぶん

《後漢の孝女、曹娥そうがについて記した碑文が名文であったという故事から》すばらしい文章。名文。

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