道中師(読み)ドウチュウシ

デジタル大辞泉 「道中師」の意味・読み・例文・類語

どうちゅう‐し〔ダウチユウ‐〕【道中師】

街道を往復して人の用事を足すことを業とした人。飛脚荷宰領にさいりょうの類。

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精選版 日本国語大辞典 「道中師」の意味・読み・例文・類語

どうちゅう‐しダウチュウ‥【道中師】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ある区間を往復しては、他人の用を果たすことを仕事とした人。飛脚とか荷宰領(にさいりょう)とかをいう。道中猿。
    1. [初出の実例]「揚げ幕より義兵衛、〈略〉一本差し、道中師(ダウチュウシ)の形」(出典歌舞伎・染竹春駒(1814)三幕)
  3. 旅の人の財物や持物を盗む者。ごまのはい。
    1. [初出の実例]「道中師(ダウチウシ)だとおっしゃるが、重兵衛さん、お前さんもただの旦那ぢゃあござりますまいね」(出典:歌舞伎・善悪両面児手柏(妲妃のお百)(1867)六幕)
  4. はこし(箱師)」の異称

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