道公(読み)どうこう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「道公」の解説

道公 どうこう

仏教説話にみえる僧。
法華験記」によれば,大坂四天王寺にすみ,法華経をとなえて仏道にはげむ。紀伊(きい)熊野(くまの)(和歌山県)で修行した帰り道に,疫病(やくびょう)神の仕打ちにくるしむ道祖神の訴えをきき,3日3晩法華経をとなえ,その苦難をとりのぞき,観世音菩薩従者に生まれかわらせたという。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android