道福寺(読み)どうふくじ

日本歴史地名大系 「道福寺」の解説

道福寺
どうふくじ

[現在地名]魚島村魚島

篠塚しのづか地区の西外れの高台にある。山号は養竜山。真言宗大覚寺派。本堂・大師堂の建物が威容をみせている。もと越智郡畑寺はたでら(現玉川町)光林こうりん寺の末であった。以前は地蔵堂あるいは篠塚寺とよばれていたが、慶長一二年(一六〇七)に道福寺と改められた(道福寺記録)

本尊の木造地蔵菩薩は、極彩色の室町中期の作で、台座には「享徳四年乙庚卯月十四日立願 沖嶋五郎右衛門平吉弘」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 島民 檀徒 再建

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android