極彩色(読み)ゴクサイシキ

デジタル大辞泉 「極彩色」の意味・読み・例文・類語

ごく‐さいしき【極彩色】

種々の鮮やかな色を用いた濃密な彩り。また、派手でけばけばしい色彩
派手な服装厚化粧
何時いつよりは―のただ京人形を見るように思われて」〈一葉たけくらべ

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精選版 日本国語大辞典 「極彩色」の意味・読み・例文・類語

ごく‐さいしき【極彩色】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ごくざいしき」とも )
  2. 日本画技法一つ。濃厚な絵の具を用い、何回も重ね塗りすること。また、一般に濃くはでな色彩。濃彩。ごくしき。
    1. [初出の実例]「京奈良之仏師を招下、極さい色にらんかん、きほうし、祗候之会廊」(出典:守矢文書‐天正一〇年(1582)八月一七日・神長官信真状)
  3. ごてごてと塗った化粧。または、はでな服装。厚化粧。
    1. [初出の実例]「一生の極さいしきはよめりの日」(出典:雑俳・柳多留拾遺(1801)巻五)

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「極彩色」の解説

極彩色
(通称)
ごくさいしき

歌舞伎浄瑠璃外題
元の外題
極彩色娘扇
初演
宝暦11.12(大坂・三桝座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

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