違ゆ(読み)ちがゆ

精選版 日本国語大辞典 「違ゆ」の意味・読み・例文・類語

ちが・ゆ【違】

  1. 〘 他動詞 ヤ行下二段活用 〙 ( ハ行下二段活用の「ちがふ」から転じて、室町時代ごろから用いられた語。多くの場合、終止形は「ちがゆる」の形をとる ) =ちがえる(違)
    1. [初出の実例]「ヤクソクヲ chigayuru(チガユル)」(出典日葡辞書(1603‐04))

たが・ゆ【違】

  1. 〘 他動詞 ヤ行下二段活用 〙 ( ハ行下二段動詞「たがふ」から転じて中世ごろから用いられた語。多くの場合、終止形は「たがゆる」の形をとる ) =たがえる(違)
    1. [初出の実例]「もし一人しては、書たがゆる事もあり」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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