遠保御厨(読み)とほのみくりや

日本歴史地名大系 「遠保御厨」の解説

遠保御厨
とほのみくりや

四日市市山之一色やまのいつしき町に比定される神宮領。「神鳳鈔」に「二宮遠保御厨各三石」と出る。大永六年(一五二六)の太神宮庁宣日記(神宮文庫蔵)、天文四年(一五三五)の庁宣には遠保芝田とほしばたがあるが、同一のものであろう。「洞院摂政記」天福元年(一二三三)七月三〇日条に、大蔵卿為長が、九条教実のもとに、この御厨をめぐる資憲と円誉の相論に関係する文書を持参した記事がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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