山之一色村(読み)やまのいつしきむら

日本歴史地名大系 「山之一色村」の解説

山之一色村
やまのいつしきむら

[現在地名]四日市市山之一色町・あかつきだい

三重郡と朝明あさけ郡の境、丘陵の間に位置し、南西西坂部にしさかべ村がある。海蔵かいぞう川支流の部田へた川はこの付近より発する。室町時代は京都醍醐だいご寺領智積ちしやく御厨域に含まれていたと考えられる。長禄二年(一四五八)の伊勢国智積御厨年貢帳(醍醐寺文書)には、西方上衣比原かみえびはら郷、北方中村なかむら郷・萱生かよう(垣か)内などとともに一色郷の地名が出る。一色郷は計一〇町三反余で、「道見名・青蓮散在・松二郎名」などからなっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android