日本歴史地名大系 「山之一色村」の解説 山之一色村やまのいつしきむら 三重県:四日市市中部地区山之一色村[現在地名]四日市市山之一色町・あかつき台(だい)三重郡と朝明(あさけ)郡の境、丘陵の間に位置し、南西に西坂部(にしさかべ)村がある。海蔵(かいぞう)川支流の部田(へた)川はこの付近より発する。室町時代は京都醍醐(だいご)寺領智積(ちしやく)御厨域に含まれていたと考えられる。長禄二年(一四五八)の伊勢国智積御厨年貢帳(醍醐寺文書)には、西方の上衣比原(かみえびはら)郷、北方の中村(なかむら)郷・萱生(かよう)恒(垣か)内などとともに一色郷の地名が出る。一色郷は計一〇町三反余で、「道見名・青蓮散在・松二郎名」などからなっている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by