遠慮無ければ近憂あり(読み)エンリョナケレバキンユウアリ

デジタル大辞泉 「遠慮無ければ近憂あり」の意味・読み・例文・類語

遠慮えんりょければ近憂きんゆうあり

《「論語」衛霊公から》遠い将来のことを考えずにいると、必ず目前心配事が起こる。

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精選版 日本国語大辞典 「遠慮無ければ近憂あり」の意味・読み・例文・類語

えんりょ【遠慮】 無(な)ければ近憂(きんゆう)あり

  1. ( 「論語‐衛霊公」の中の言葉 ) 何事によらず、遠い将来の事を考えずに、ただ目先のことばかりに気を取られているときは、必ず急な心配ごとが生じる。〔文明本節用集(室町中)〕〔素書‐安礼章〕

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ことわざを知る辞典 「遠慮無ければ近憂あり」の解説

遠慮無ければ近憂あり

目先のことばかり考えて、将来のことを考えないでいると、必ず急な心配事が起こる。

[解説] 「論語―衛霊公」の「子曰く、人遠きおもんぱかり無ければ、必ず近き憂い有り」によることば。ここでの「遠慮」は、遠い人やものに対する配慮のこと。

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