素書(読み)スガキ

デジタル大辞泉 「素書」の意味・読み・例文・類語

す‐がき【素書(き)/素描(き)】

彩色を加えないで線だけで描くこと。また、その絵。デッサン素描そびょう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「素書」の意味・読み・例文・類語

す‐がき【素書】

  1. 〘 名詞 〙 彩色を加えないで描くこと。線がきすること。また、その絵。線描素描(そびょう)
    1. [初出の実例]「却りては心可笑しく静かに須(ス)がきの筆を下ろしぬ」(出典:うもれ木(1892)〈樋口一葉〉五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「素書」の読み・字形・画数・意味

【素書】そしよ

手紙尺素の書。〔古楽府、飲馬長城窟行〕兒を呼んで鯉魚(りぎよ)を烹(に)しむ 中に尺素(せきそ)の書り 長して素書を讀む 書上(つひ)に何如(いかん)

字通「素」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android