日本歴史地名大系 「遠敷市庭」の解説
遠敷市庭
おにゆういちば
所在地は、
建武元年(一三三四)一一月二七日付若狭太良荘雑掌申状并悪党人贓物注文案(同文書)には「翌日廿七日為遠敷市日之間、当庄新検校并孫次郎以下百姓等、為売買立出彼市之処、伺此折、差遣件日野兵衛以下大勢於彼市庭、奪取新検校事之間、往行市人等驚耳目之者也」と記され、七の日に開く定期市であったこと、多くの市人が往来したことが知られる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報