若狭姫神社(読み)わかさひめじんじや

日本歴史地名大系 「若狭姫神社」の解説

若狭姫神社
わかさひめじんじや

[現在地名]小浜市遠敷

みやこし山裾に鎮座する。「延喜式」神名帳に載る遠敷おにゆう郡「若狭比古ワカサヒコノ神社二座名神大」の一座で、若狭国鎮守一宮(若狭彦神社、上社・上宮という)に対し、若狭国鎮守二宮(下社・下宮)と称し、両社を合せて若狭比古(彦)神社また若狭国鎮守一二宮とよんだ。祭神豊玉姫とよたまひめ命。旧国幣中社。創祀は確定できないが、若狭国鎮守一二宮縁起(若州管内社寺由緒記)によれば、下宮とも号した二宮は養老五年(七二一)二月一〇日、霊石の上に初めて垂迹した。その姿は唐人の女性のようで、若狭彦神と同じく白馬にまたがり、白雲の上にいた。いまの若狭姫大明神である。眷属も八人おり、剣をもった童子である節文も同じく参向している。当山麓に別に社壇を建立し、祀ったと記している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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