日本歴史地名大系 「遠見山」の解説 遠見山とおみやま 大分県:北海部郡佐賀関町関村遠見山佐賀関半島の先端部にあって豊予海峡を一望できる。標高一七二メートル。朝日(あさひ)山ともいう。「豊後国風土記」海部郡の頃に「烽弐所」とある一所は当地に置かれ、残る一所の姫(ひめ)岳(現大分市)と、昼は煙、夜は火をあげて急を知らせていたという。「豊後国志」には「遠見山在佐賀郷上浦、上有望楼、細川氏所置」とある。望楼とは遠見番所をさすものと思われる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by