遠走(読み)とおばしり

精選版 日本国語大辞典 「遠走」の意味・読み・例文・類語

とお‐ばしりとほ‥【遠走】

  1. 〘 名詞 〙 遠くまで出掛けること。また、その力のあること。
    1. [初出の実例]「男姿を幸ひに、使ひ歩行(ある)きの遠走(トホバシ)り」(出典人情本・貞操婦女八賢誌(1834‐48頃)初)

とおっ‐ぱしりとほっ‥【遠走】

  1. 〘 名詞 〙 遠い所まで出掛けること。遠国に逃げのびること。とおばしり。
    1. [初出の実例]「まだ息子が二さいかぶだから遠(トヲッ)ぱしりはまだせぬであろ」(出典:洒落本南江駅話(1770))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む