遠音別川西側台地遺跡(読み)おんねべつがわにしがわだいちいせき

日本歴史地名大系 「遠音別川西側台地遺跡」の解説

遠音別川西側台地遺跡
おんねべつがわにしがわだいちいせき

[現在地名]斜里郡斜里町字真鯉

斜里市街地より約二八キロ東進したオンネベツ川河口左岸、標高四―八メートルの海岸段丘面上に立地。国道改良工事に伴う平成二年(一九九〇)から同三年の緊急発掘調査により、続縄文時代の竪穴住居跡のほか、アイヌ文化期の墳墓貝塚が発見された。昭和二三年(一九四八)と翌二四年には遺跡分布調査が実施され、アイヌ文化期の送り場と続縄文時代以降と考えられる竪穴住居跡数軒の存在が確認されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android