出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の和人の言及
【アイヌ】より
…アイヌをどう定義するか,とりわけ現代のアイヌをどう認識し,どう定義するか,という問題は,彼らを取り巻く歴史的環境とその中での彼らの自己認識のあり方や,〈民族〉の定義の問題とも深く関わっているだけに,その定義のしかたは,時代とともに大きく揺れ動いてきた。1960年代ころまでのアイヌの現状に対する研究者を含めた大方の認識の特徴は,彼らを和人とは異なる固有の文化を有した一つの民族とはみないで,彼らは,いずれ和人に同化される,との認識を前提にして,〈アイヌ系住民〉〈アイヌ系日本人〉と称したところにある。こうしたこともあって,アイヌ民族の学者である[知里真志保]でさえ,〈今やその固有の文化を失って,物心ともに一般の日本人と少しも変わるところがない生活を営むまでにいたっている。…
【和人地】より
…松前地,日本人地,シャモ地(人間地とも表記)ともいう。[松前藩]が蝦夷島統治策の一つとして,和人の定住地,村の所在地と規定した蝦夷島南部の一定地域のこと。和人地以北の地を〈[蝦夷地]〉(千島・樺太島の一部を含む)と称し,アイヌ民族の居住地とした。…
※「和人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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