デジタル大辞泉 「遣らふ」の意味・読み・例文・類語 やら・う〔やらふ〕【▽遣らふ】 [動ハ四]《動詞「や(遣)る」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」から》追い払う。追い出す。「出で給はで―・はせ給ひしこそ忘れがたくつらく」〈宇津保・国譲中〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「遣らふ」の意味・読み・例文・類語 やら‐・う‥ふ【遣】 [ 1 ] 〘 連語 〙 ( 動詞「やる(遣)」の未然形に、反復・継続を表わす助動詞「ふ」の付いたもの ) 繰り返し追い払う。[初出の実例]「鬚を切り、手足の爪も抜かしめて神やらひ夜良比(ヤラヒ)き」(出典:古事記(712)上)[ 2 ] 〘 他動詞 ハ行四段活用 〙 ( [ 一 ]の「ふ」が接尾語化したもの ) 追い出す。しりぞける。追い払う。[初出の実例]「吾を(ヤラヒ)て家より出しやるが故に〈興福寺本訓釈 擯 也良比〉」(出典:日本霊異記(810‐824)上) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例