デジタル大辞泉 「遣らん方無し」の意味・読み・例文・類語 やらんかた‐な・し【▽遣らん方無し】 [連語]《「やら」は動詞「や(遣)る」の未然形、「ん」は推量の助動詞》心をまぎらすてだてがない。心から払いのける方法もない。→やるかたない「などてかくはかなき宿りはとりつるぞと、くやしさも―・し」〈源・夕顔〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「遣らん方無し」の意味・読み・例文・類語 やらんかた‐な・し【遣方無】 〘 連語 〙 ( 「やらんかた」の「ん」は推量の助動詞 ) 心を晴らそうとしても、心にかかって晴らしようもない。心から払いのける方法もない。やるかたない。[初出の実例]「などてかくはかなき宿りはとりつるぞと、くやしさもやらんかたなし」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕顔) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例