遣取(読み)やりとり

精選版 日本国語大辞典 「遣取」の意味・読み・例文・類語

やり‐とり【遣取】

  1. 〘 名詞 〙
  2. やったりとったりすること。ものをとりかわすこと。授受。交換。とりやり。
    1. [初出の実例]「法衣著用之事〈是は安養院に而長門守殿御弔之時、重々の遣り取候而、慥成儀承候〉」(出典:高野山文書‐(年未詳)一二月九日・法衣著用并山伐荒覚書)
  3. 杯をとりかわすこと。献酬(けんしゅう)
    1. [初出の実例]「三人大ひに笑ひ又酒をのませ盃の献酬(ヤリトリ)にしばらく話消けるゆゑ」(出典随筆北越雪譜(1836‐42)初)
  4. ことばのうけこたえをすること。また、口論すること。
    1. [初出の実例]「一言葉毎に一調子づつ高まって来た二人の遣取(ヤリトリ)は」(出典:明暗(1916)〈夏目漱石〉一〇三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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