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遺伝子療法の歴史 いでんしりょうほうのれきし

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家庭医学館の解説

いでんしりょうほうのれきし【遺伝子療法の歴史】

 遺伝子療法のルーツは、米国を中心に分子生物学という分野で発展してきた「DNA(遺伝子)組み替え」の研究です。この応用として、遺伝子治療の歴史が始まりました。
 米国では、倫理・社会的問題などの論議を経て審査体制が確立し、1990年には、アデノシンデアミナーゼ(ADA)欠損症(けっそんしょう)という、特定の酵素(こうそ)がつくれない遺伝性の病気に対する遺伝子治療が初めて公認され、その後、エイズがん治療などへの応用も始まりました。
 日本でも、1995年に北海道大学でADA欠損症の男児に遺伝子治療が初めて行なわれました。がんの遺伝子治療の研究も活発に行なわれ、1998年には、東大医科学研究所で、患者さんから取り出した腎(じん)がん細胞に、免疫力を高める治療用遺伝子を組み込んで、患者さんの体内に戻す治療がスタートしました。

出典|小学館
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