遺筆(読み)イヒツ

デジタル大辞泉 「遺筆」の意味・読み・例文・類語

い‐ひつ〔ヰ‐〕【遺筆】

故人生前に書いておいた書画文章など。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「遺筆」の意味・読み・例文・類語

い‐ひつヰ‥【遺筆】

  1. 〘 名詞 〙 死者が生前に書き残しておいた書画、また、文章。
    1. [初出の実例]「各国の古書、古来名賢達士の遺筆〈略〉収拾して玻瓈の箱中にあり」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉二)

遺筆の補助注記

「小説奇言‐三」に「大尹已将行楽図去遺筆(〈注〉カキヲキ)、重新裱過、給還梅氏収領」とある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android