遺筆(読み)イヒツ

精選版 日本国語大辞典 「遺筆」の意味・読み・例文・類語

い‐ひつヰ‥【遺筆】

  1. 〘 名詞 〙 死者が生前に書き残しておいた書画、また、文章。
    1. [初出の実例]「各国の古書、古来名賢達士の遺筆〈略〉収拾して玻瓈の箱中にあり」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉二)

遺筆の補助注記

「小説奇言‐三」に「大尹已将行楽図去遺筆(〈注〉カキヲキ)、重新裱過、給還梅氏収領」とある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android