最新 地学事典 「遼寧鉄鉱床地域」の解説
リアオニンてつこうしょうちいき
遼寧[辽宁]鉄鉱床地域
Liaoning iron district
中国東北地方の有名な鉄鉱床地域。地質は先カンブリア時代の台山系・五台系に属する千枚岩・結晶片岩類と,これらを貫く花崗岩類。鉱床は先カンブリア界中の含磁鉄鉱片岩(磁鉄鉱赤鉄鉱石英片岩と磁鉄鉱石英片岩)で,シデライト・緑泥石・グリュネル閃石・カミントン閃石・角閃石・ざくろ石を伴う。このほかマグマ分化鉱床・残留褐鉄鉱鉱床がある。次の三鉱床群がほぼ東西に配列。鞍山鉱床群は半円状で25kmにわたり分布。上部で赤鉄鉱,下部で磁鉄鉱に富む。一部に二次富化帯や脈状鉱床を伴う。総鉱量8.7億t(Fe50%以上のもの700万t)。弓張嶺鉱床群は片麻岩・結晶片岩中に層状に胚胎。一般走向NNW-SSE。鉱量4億t(Fe30~67%,Fe50%以上のもの3,200万t)。本渓鉱床群は本渓湖の南南東24km,鞍山の東方70km。鉱量約7.6億t(Fe25~65%,Fe50%以上のもの300万t)。
執筆者:山田 敬一
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

