デジタル大辞泉 「避く」の意味・読み・例文・類語 よ・く【▽避く】 [動カ四]「よける」に同じ。「秋風にさそはれわたる雁がねはもの思ふ人の宿を―・かなむ」〈後撰・秋下〉[動カ上二]「よける」に同じ。「玉川の人をも―・きず鳴く蛙このゆふかげはをしくやはあらぬ」〈古今六帖・三〉[動カ下二]「よける」の文語形。 さ・く【避く】 [動カ下二]「さ(避)ける」の文語形。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「避く」の意味・読み・例文・類語 よ・く【避】 ( 後世は「よぐ」とも )[ 1 ] 〘 他動詞 カ行上二段活用 〙 =よける(避)[初出の実例]「家人の使にあらし春雨の与久列(ヨクレ)ど吾れを濡らさく思へば」(出典:万葉集(8C後)九・一六九七)[ 2 ] 〘 他動詞 カ行四段活用 〙 =よける(避)[初出の実例]「逢ふ事の山彦にしてよそならば人目も我はよかずぞあらまし」(出典:歌仙本貫之集(945頃)五)[ 3 ] 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙 ⇒よける(避) さ・く【避】 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙 ⇒さける(避) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例