那珂村(読み)なかむら

日本歴史地名大系 「那珂村」の解説

那珂村
なかむら

[現在地名]博多区竹下たけした三―五丁目・東那珂ひがしなか一―三丁目・東光寺町とうこうじまち一―二丁目・那珂一―四丁目

那珂郡に所属。御笠みかさ川中流域、東光寺村の南に位置する。南は五十川ごじつかわ村。日田街道が通っていた。かつては東光寺村・竹下村も当村の内であったという(続風土記拾遺)。古代那珂郡那珂郷(和名抄)、中世なか郷の遺称地。小早川時代の指出前之帳では那珂村の田五六町八反余(分米七七四石余)・畠二五町三反余(分大豆二一五石余)。慶長七年(一六〇二)の検地高一千一五七石余、うち大豆二一二石余(慶長石高帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android