那由他劫(読み)なゆたごう

精選版 日本国語大辞典 「那由他劫」の意味・読み・例文・類語

なゆた‐ごう‥ゴフ【那由他劫】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「なゆたこう」とも ) 仏語。きわめて長い時間をいう。永劫無量劫。〔ロドリゲス日本大文典(1604‐08)〕
    1. [初出の実例]「なゆたごうが其の間、阿嚊(あび)苦患は受くるとも」(出典浄瑠璃碁盤太平記(1710))
    2. [その他の文献]〔北本涅槃経‐二二〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android