那羅延(読み)ナラエン

デジタル大辞泉 「那羅延」の意味・読み・例文・類語

ならえん【那羅延】

《〈梵〉Nārāyaṇaの音写梵天帝釈天たいしゃくてんとともに仏教を守護する神。非常に力が強く、那羅延金剛ならえんこんごうともいい、その大力を那羅延力という。那羅延天

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精選版 日本国語大辞典 「那羅延」の意味・読み・例文・類語

ならえん【那羅延】

  1. ( [梵語] Nārāyaṇa の音訳。勝力と訳す ) 仏語。「ならえんてん(那羅延天)」または「ならえんこんごう(那羅延金剛)」の略。
    1. [初出の実例]「餠を作りて三宝に供養すれば、金剛那羅延の力を得云々といへり」(出典:日本霊異記(810‐824)中)
    2. [その他の文献]〔倶舎論‐二七〕

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